【システム工学研究科】教育システム情報学会「2022年度学生研究発表会」において優秀発表賞(全国大会関西地区代表)を受賞

公開日 2023年07月11日


和歌山大学大学院システム工学研究科の植野泰史さん(博士前期課程2年、知的モデリングクラスタ〉が、教育システム情報学会「2022年度学生研究発表会」において優秀発表賞(全国大会関西地区代表)を受賞しました。

? 研究発表タイトル:「雅楽の初級者のための龍笛の合奏練習支援システムの提案と構築」

本発表会は、教育システム情報学会が年に1回、全国規模で開催している学生対象の研究発表会です。毎年3月に全国を8地区に分けて学生研究発表会を開催しています。今回は、関西地区の学生研究発表会での受賞です。

研究では、日本の伝統音楽である雅楽について、初心者が教師の力を借りずに個人練習を行えるような学習支援システムを構築し、システムの有用性について検証を行いました。雅楽は、西洋のオーケストラとは異なり、テンポが明確に定まっていないことや指揮者がいないことなどから、個人練習を十分に行った初級者の人でも、合奏の練習でつまずいてしまうことが多いという特徴があります。そこで、雅楽で用いられる楽器である龍笛の初級者の人が、つまずくことなく合奏練習に参加することができるよう、個人練習だけでは身に着けることの難しい雅楽の合奏技術を習得できるような、学習支援システムの提案?構築をする研究を、現在は行っています。

今回、関西地区で行われた「2022年度学生研究発表会」では、口頭発表が24 件、ポスター発表は11件ありました。そのうち、口頭発表では6名が優秀発表賞を受賞、ポスター発表は3 件が優秀ポスター発表賞を受賞しました。植野さんは口頭発表において優秀発表賞を受賞するとともに、優秀発表賞受賞者と優秀ポスター発表賞受賞者を合わせた9名の中から1名選出される全国大会の関西地区代表者に選出されました。

植野さんは、関西地区代表者として、 2023年8月下旬に開催される教育システム情報学会全国大会の学生研究特別セッションにて発表を行います。

なお、植野泰史さんは、システム工学研究科長表彰の対象に決定しました。

授与された表彰状(教育システム情報学会「2022年度学生研究発表会」).jpg

授与された表彰状

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