【国際教育研究センター】タイ?カセサート大学、インドネシア?ガジャマダ大学と交流協定署名

公開日 2014年02月13日

このたび、和歌山大学は、12月9日にカセサート大学、1月16日にガジャマダ大学との間で、交流協定書の署名式を行いました。
カセサート大学との署名式には山本健慈学長、ガジャマダ大学には帯野久美子理事が出席し、カセサート大学のVudtechai Kapilakanchana学長、ガジャマダ大学のPratikno学長とも、ご多忙な公務の中、ご出席いただきました。

12月のバンコク訪問時には、反政府デモが連日繰り返されていましたが、カセサート大学関係者のご配慮により、デモの影響を受けないルートや時間帯で市内を移動し、無事に署名式を行うことができました。

カ セサート大学との協力関係は、教育旅行としての「タイ?プログラム」を平成23年度に開始した際に、現地交流プログラムの一環として行った、カセサート大 学付属学校マルチ?リンガル?プログラム校(Satit Kaset Multilingual Program Laboratory School)との交流に始まりました。平成24年度からは本学附属小学校、中学校との相互訪問交流も実現し、国際交流教育が充実しつつあります。今回、 マルチ?リンガル?プログラム校を訪問した際にも、本学附属校と交流した経験を持つ生徒さんが見事な日本語でその体験を語ってくれました。

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カセサート大学署名式

ガジャマダ大学とは、これまで文化社会学部日本語学科を協力相手として「インドネシア?プログラム」短期研修派遣や 日本語教育インターンシップ派遣を実施してきましたが、協定締結により、全学を対象に交流関係を築く道が開けたことになります。ガジャマダ大学は歴史ある 古都ジョクジャカルタにあり、世界遺産とともに生きる地域であることが和歌山との共通点でもあります。ガジャマダ大学の観光学科からは、和大の観光学部と の交流への期待が寄せられています。

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ガジャマダ大学協定署名式

山本学長は、カセサート大学との署名式で、日本の若者が小さい家族や狭い社会の中で内向きな環境の中で育ってき ていることに問題意識を持ち、もっと世界の課題に目を向けることができる機会を作りたいと願ってタイ?プログラムを提唱したが、翌年には実現し、ここまで の実績を上げてこられたことに対し、関係者への謝意を述べられました。

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タイ?プログラムへの思いを語る山本学長(左)とVudtechai Kapilakanchana学長(右)

両大学とも学生数5万人以上の規模を有する両国のトップ大学であり、アジアの人材育成に果たす役割がたいへん大きい存在です。これらの協定締結により、一層、学生や研究者の交流が活発となり、より強い協力関係が築かれることが期待されます。


わだにゃん署名式で大活躍!
カ セサート大学、ガジャマダ大学との協定署名式にはわだにゃんも出席し、大いに場をなごませてくれました。愛嬌のある姿はタイでも、インドネシアでもとても かわいがられ、出席されたみなさんを笑顔にしてくれました。ガジャマダ大学のPratikno学長は、わだにゃんを抱きながら、「ガジャマダにもマスコッ トが必要だね」とわだにゃんにすっかり魅せられている様子でした。

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わだにゃんを抱いたガジャマダ大学学長(右)と帯野理事(左)